岡山県勝田郡奈義町の小中学校で8、9の両日、給食に地元のブランド肉を盛り込んだ献立が出され、児童や生徒たちが名産の「なぎビーフ」などのおいしさを堪能した。
新型コロナウイルス感染症対策の「子育て家庭食育支援事業」として本年度、各学期2回実施し、生産者の農事組合法人・伍協牧場=奈義町=などが協力。
9日の献立は、なぎビーフと地場野菜たっぷりの肉じゃがをメインに、町内産米に赤ジソをまぶしたゆかりご飯、モヤシとキュウリのおかか和え、冷凍ミカン、牛乳。
奈義中学校では生徒115人が各教室で配膳し、皆はしが進んでいたが、感染防止の一環で机を向かい合わせにしておらず、無言のランチタイムだった。
2年の山本夏妃さんは「お肉がとてもやわらかく、うま味がジャガイモやタマネギにもしみていておいしい。安心な地元の食材を使ってくれてうれしいです」とにっこり。
伍協牧場の花房芳視さん(61)は「子どもたちに奈義の名産品を再認識してもらえるし、コロナ禍で需要が落ち込んでいる中で消費を支援してもらえてありがたい」と話した。
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なぎビーフの肉じゃがなどを味わう奈義中の2年生
奈義小中給食でなぎビーフ/岡山・奈義町