春の山野草展が岡山県勝田郡奈義町高円の那岐山麓山の駅いろり家で開かれ、かれんな花を咲かせた鉢植えが来場者の目を楽しませている。24日まで。
勝央、鏡野町などの愛好家でつくる山野草趣味の会(山本範廣代表)の会員たちが見頃を迎えた約70鉢を出展。
真っ白なヤマシャクヤクやユキザサ、シライトソウ、薄紫色のイカリソウやバイカカラマツなど楚々(そそ)した花が会場を彩り、若葉が鮮やかなギボウシ、ヤブレガサも目を引く。コケをあしらった寄せ植え、石鉢が野趣を醸し、訪れた人たちはじっくりと観賞。会員が株分けなどで育てた山野草の即売コーナーも人気を集めている。
山本代表(70)=勝央町為本=は「例年より花がやや早いものの、見ごろのいい鉢がそろった。気軽に見に来てほしい」と話している。
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かれんな山野草をめでる来場者
奈義山麓山の駅春の山野草展