岡山県勝田郡奈義町は2日、従業員の消防団活動に協力的な「消防団協力事業所」に有宗自動車工業(同町滝本、有宗裕二代表)を認定し、表示証を交付した。
従業員の相当数(5人中4人)が入団し、業務中の団活動に積極的に配慮しているほか、災害時に提供可能な資機材を保有しているなど、制度認定基準に該当。
豊沢の町役場で交付式があり、奥正親町長が「火災や災害も含めて人員の確保が難しい中、大変心強い」とあいさつし、有宗代表に手渡した。
有宗代表は「消防団員だけでは限界を感じる現場もあり、地元企業としてしっかりと協力していきたいと思う」と述べた。
消防団協力事業所制度は2006年、地域防災の組織力強化に向けて消防庁が創設し、同町は13年に導入。これまでに2事業所を認定しており、今回が3事業所目。
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消防団協力事業所の表示証を受け取る有宗代表(左)
奈義町「消防団協力事業所」に有宗自動車工業(有宗裕二代表)を認定