放課後に児童の生活支援を行う「第三の居場所」が来月、奈義町に開設されることになり15日、公益財団法人B&G財団(東京都)から施設整備・運営費の助成決定書が授与された。備前、美作市に次いで県内3カ所目で、学習支援や食事の提供、生活相談などのサポートをする。
日本財団が一昨年から行政や民間と協働で進める事業の一環で、連携するB&G財団が海洋センターのある自治体の申請を受けて選考。開設費と3年間の拠点運営費として総額9000万円を上限に助成する。
同町は豊沢にある町有の多世代交流施設・なぎチャイルドホームの一部を改修して運営し、名称は「第三の居場所b&gなぎ」。町全域を対象に定員は20人とし、利用料はかからない(食事代実費)。運営スタッフ4人が平日の放課後から午後9時まで対応する。
同ホームでの授与式で、菅原悟志同財団理事長が「さまざまな困難を抱え、支援の必要な子どもの居場所とし、助成終了後も継続してほしい」とあいさつし、決定書を奥正親町長に手渡した。町長は「財団の素晴らしい理念を共有し、子どもたちの自立支援の場として有効活用していきたい」と礼を述べた。
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菅原理事長(右)から助成決定書を受け取った奥町長
奈義町に第三の居場所
- 2020年10月24日
- 行政・公共