県外の美術家8人によるグループ展「Point of view―視点の礎―」が奈義町中島西のギャラリー・フィクサで開かれ、さまざまなイメージを投げかける彫刻や絵画に来場者が見入っている。10月3日まで。
彫刻家の坂本太郎さん(福井県)が企画し、同県在住の下平知明さん、蟻塚知都さん、森下由唯さん、寺根千尋さん、中嶋千智さん、名古屋市在住の濱田樹里さん、静岡市在住の竹下真澄さんが近作計25点を出展。
少年の内面を感じさせる木彫「evergreen」(森下さん)、妖怪のような不気味さが目を引く大理石彫刻「正座」(下平さん)、燃えるような色の交わりがエネルギッシュな日本画の大作「臨界の地」(濱田さん)など、多様な表現の意欲作が並ぶ。
同町荒内西の主婦(56)は「どれも個性的で、思いもよらない発想の作品が多く面白い」と話していた。
同ギャラリーオーナーの花房徳夫さんは「コロナ禍で1年延期になっていた企画で、アーティストそれぞれの表現を感じ取ってもらえたら」と呼びかけている。
午前10時〜午後6時。(月、火曜日定休)。
問い合わせは、フィクサ(℡080―1942―0769)。
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県外の美術家たちの意欲作に見入る来場者
奈義町のギャラリーでグループ展
- 2021年9月27日
- 芸術