岡山県勝田郡奈義町は20日、町制施行70周年記念式典を豊沢の町文化センターで開き、約350人が節目を祝い今後の決意を新たにした。
奥正親町長が「すべての人が暮らしやすいまちを目指して町政をすすめている。本日を未来への出発点とし、住んでよかったと感じるまちへ一歩一歩確実に力強く歩んでまいりたい」と式辞。岡部英生町議会議長のあいさつに続き、来賓の知事代理原田昌樹美作県民局長、田實博幸中国四国防衛局長、谷口圭三津山市長らが「時代のニーズに対応し、着実に歩みを進められているのは町民の情熱と誇りのため。さらなる発展を願う」などと祝辞を述べた。
また、町発展に貢献した個人54人、53団体に感謝状、3人に表彰状を贈り、功績をたたえた。最後に水嶋淳治勝央町長の音頭で万歳三唱し、締めくくった。
午後からは、記念アトラクションとして陸上自衛隊第13旅団音楽隊による特別演奏会もあった。
同町は1955年、豊田、豊並、北吉野の3村が合併し誕生。自衛隊誘致や各種公共サービスの整備、2002年には住民投票で合併しないことを議決。子育ての応援宣言や合計特殊出生率2.95達成、23年には当時の岸田文雄首相が視察訪問するなどしている。
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