奈義町長選に、前町長の笠木義孝氏(73)=同町成松=が立候補する意向を表明

行政・公共
         

任期満了に伴う来年の奈義町長選(1月31日告示、2月5日投開票)に、前町長の笠木義孝氏(73)=同町成松=が5日、立候補する意向を表明した。同町長選への出馬表明は初めて。
 記者会見で「前回選挙で落選してから3年半、奥町長の手腕を見てきたが、残念ながら町民の声を無視したワンマンの行政運営が目立つ。不満を持つ多くの町民の期待に応えるために決意した」と出馬の動機を説明。
 ▽地方創生事業の抜本的な見直し▽町民アンケートの結果を踏まえたオートキャンプ場計画など大型事業実施の可否決定▽子育て支援とバランスのとれた高齢者支援策▽現職のパワハラ疑惑を踏まえた職場環境の改善―などを掲げ、「町民中心の町政に転換するために力を尽くしたい」と述べた。
 笠木氏は会社員、大阪府豊中市職員を経て1977年から2007年まで奈義町職員を30年間務め、建設課長、産業振興課長などを歴任。退職後の同年から14年まで教育長を務めた後、16年の町長選で初当選して1期4年町政を担ったが19年、三つ巴となった町長選で現職に敗れた。
 同町長選をめぐっては、現職の奥正親氏(63)はまだ再選出馬への意向を明らかにしていない。


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