作陽高校の倉敷市移転を前に、くらしき作陽大学・作陽短期大学の選抜メンバーでつくる作陽吹奏楽団の「特別演奏会in津山」が山下の津山文化センター(岡山県津山市)で開かれ、奏者45人が今まで支えてくれた市民らへ感謝の気持ちを込めた演奏を披露した。
アメリカの作曲家・ロバート・ジェイガーの代表曲「シンフォニア・ノビリッシマ」を皮切りに、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のテーマソング、世界的に有名な音楽グループ「カーペンターズ」の名曲など多彩な演目で、聴衆に迫力のあるメロディーを届けた。作陽高校吹奏楽部も参加。最後には軽快な旋律が特徴の「宝島」(和泉宏隆作曲)が奏でられ、会場は盛り上がった。
真庭市久世の会社員・岡田実さん(44)は「すばらしい演奏をありがとう。県北で聞く機会がなくなると思うと寂しい。また津山で開催してほしい」と話していた。
今回、指揮者と楽員をつなぐ役割を担うインスペクターを務めたくらしき作陽大4年生・齋藤佑太さん(22)=演奏芸術コース=は「大学、高校の開校の地で演奏し、みなさんに喜んでもらえてうれしい。これからも変わらず作陽吹奏楽団を応援してほしい」と語った。
奏者45人が感謝の気持ちを込めた演奏を披露 作陽吹奏楽団の「特別演奏会in津山」/ 岡山県津山市