岡山県苫田郡鏡野町の奥津温泉街で8日夜、打ち上げ花火(同町観光協会、奥津温泉観光協会など主催)があった。宿泊客らが夏の風物詩を楽しみ、関係者は新型コロナウイルスの収束を祈った。
温泉街では例年8月14日、「奥津温泉夏まつり」で花火を打ち上げるが今年は感染拡大の影響で中止になった。県の支援事業を活用し、3日間に分けて約200発を使用する。
午後8時にスタートし、東の方向にある道の駅奥津温泉から2号玉など計65発が上がった。宿泊客らは奥津橋周辺に集まり、夜空を彩る大輪をうっとりと見上げていた。
同協会によると、春先から観光客が減って旅館などは痛手を被ったが、現在は政府の「GoToキャンペーン」の効果もあって回復傾向という。福原慎一郎同温泉観光協会長は「花火はお客さんへのささやかなおもてなし。経営に打撃を受ける花火業者の一助にもなれば」と話した。
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奥津温泉街の夜空を彩る打ち上げ花火
奥津温泉街で、打ち上げ花火/岡山・津山市
- 2020年8月13日
- イベント