女子サッカー・なでしこリーグ2部の岡山湯郷ベルは16日、今シーズンの練習をスタートさせた。守備陣を中心に新戦力も加わり、リーグ優勝と、2016年以来の1部復帰を目指す。
美作市入田の美作ラグビー・サッカー場での練習には新加入を含め選手24人が参加。ウオーミングアップの後、フィジカルトレーニングやパス回し、ミニゲームなどに約1時間半、汗を流した。
昨季、10チーム中3位で終えたベル。課題となった守備の強化へ、1部クラブで経験のある選手を補強するなどチーム力の充実を図った。既存メンバーでは、元日本代表で昨季リーグ得点ランキング2位のFW横山久美選手(30)、津山市出身のDF内田好美選手(28)らが契約を更新。新戦力では、女子プロリーグ・WEリーグのINAC神戸レオネッサから移籍したFW栫井美和子選手(19)らの活躍が期待される。
「1人1人が結果にこだわり、優勝に向かってやるべきことをやっていきたい」と横山選手。谷口博志監督も「昨年課題だった守備力を強化し、勝ち点を積み上げたい。優勝して昨年果たせなかった目標を果たしたい」と決意を口にした。
2024年シーズンのなでしこリーグ2部は、12チームで行われ、3月16、17日に開幕を迎える。