NPO法人未来へ(森本英資理事長、岡山県津山市)は、津山市のソシオ一番街に困難を抱える女子のための寮「児童自立援助ホーム月」と、不登校支援のサポートスクール「ワタシノミライ」を開設した。来月上旬をめどに開所する。
これまで美作高校通信課程の学習支援などをしてきた同NPOが、アルネ津山東口近くの空き店舗(186平方)を改修して整備。スクール用のスペース、職員室、宿直室、寮の個室6室、調理室、浴室などを配している。県と市の補助金や遺贈寄付金を活用し、事業費1900万円。
自立援助ホーム月は15〜20歳の女子、ワタシノミライは小学生から高校生の男女が利用できる。
20日に開所式とお披露目会があり、関係者約40人が出席。
森本理事長が「市内にある自立援助ホーム2カ所は男子専用で、女子の施設が必要と考えた。今日を迎えられたのは関係者の協力のお陰です」とあいさつ。
来賓の谷口圭三市長が「地域にとって大変ありがたい施設であり、商店街にできたことで市民の気づきにもつながると思う。市もしっかり支援していく」と述べた後、テープカットで開設を祝った。
問い合わせは、未来へ(TEL:0868-32-8025)。