西寺町の妙勝寺で31日、年越し水行が行われ、厳しい寒さの中、勢いよく冷水を浴びる姿を参拝者が見守った。
一年のけがれを払い、心身を清めて新年を迎える行事として恒例で実施。歳末報恩会とおたき上げ供養、除夜の鐘に続いて、岸本康学住職(36)と有志の男性の2人がふんどし姿で境内へ。小雪が舞う中、水行肝文(かんもん)という経を唱え、気合いとともに手桶にくんだ水を頭から何度もかぶった。
有志の男性(36)=市内=は「コロナの影響で世の中が大変な一年だったので、すべての人が健康で普通の生活に戻れる良い年になるよう願った」と話した。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加者の募集は取り止めた。
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寒さの中で水行に挑む岸本住職(左)と有志