委員長採決で可決 久米市民プール公認 一般会計当初予算修正案を本会議に提案/岡山・津山市

行政・公共 修正案について採決を取る委員=岡山県津山市で
修正案について採決を取る委員=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市議会の総務文教委員会は13日、久米総合文化運動公園市民プール整備にかかる一般会計当初予算案の事業を巡り、「公認プール」について市民の合意形成を図る必要があるとして削除を求める修正案を可否同数で委員長採決で可決した。修正案は19日の議会最終日に本会議に提案される。

 同市は、開館から約28年が経過し老朽化した久米プールを、公認機能を付加して新設する計画。建設工事費は約20億円、設計・工事管理費は約1億円。過疎対策事業債が主な財源。2024年度から26年度にかけ整備し、27年度から市民プールの運営開始を目指している。

 主な争点は(費用が高くなる)公認機能の付加。3月津山定例市議会一般質問でも最も多くの時間が費やされ議論された。執行部が示した経済波及効果の調査結果や、大会や合宿の見込み数などに疑問が呈された。また、アンケート調査の回答精度を疑問視する意見が上がった。

 新市民プール整備事業について総務文教委員会で11、13日の二日間にわたり審議され、河村美典副委員長が削除を求める修正案を提出。賛成3人反対3人の可否同数で金田稔久委員長が採決した。


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