存続問題が浮上しているJR姫新線・因美線の利用者が多い勝間田高校(岡山県勝田郡勝央町勝間田)の生徒会が5日、路線の存続を求めて生徒や保護者、教職員から集めた138人の署名を水嶋淳治町長に提出した。
署名文では、在校生267人のうち約80人が両線で通学しており、廃線になれば学校生活に大きな支障が出ると指摘。存続や利便性の向上を町と町議会に求めている。
副会長の2年・藤木経真さんと町役場を訪れた生徒会長の2年・綱澤聖力さんが「友人の多くが姫新線を使っています。路線を守ってほしい」と提出。
水嶋町長は「思いは私も同じ。地域の公共交通、生活の足として存続に向けて国、県にもはたらきかけてJRに伝え、よりよい方策を見出せるよう対応していきたい」と述べた。
署名活動は、JR西日本が収支の厳しい路線として公表したのを受け10月、同様に真庭市へ提出した勝山高(同市勝山)生徒会の呼びかけに賛同し、同月下旬から約2週間実施。このほか沿線の各高校でも署名活動をしており、地元自治体へ提出するとともに、勝山高生徒会が年内に集約してJR西日本に存続を要望するという。
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水嶋町長に署名を手渡す勝間田高校の生徒会役員
姫新線、因美線の存続を 勝間田高生 勝央町に署名提出