姫新線 津山―中国勝山 開業100周年記念 JO1豆原一成さん祝辞「思い出の路線」/岡山・真庭市 

行政・公共 100周年記念として特別に運行した臨時列車=岡山県真庭市で
100周年記念として特別に運行した臨時列車=岡山県真庭市で
         

 JR姫新線・津山―中国勝山駅間の開業100周年を記念して「まに鉄フェスタ」(真庭市主催)が16日、真庭市の中国勝山、久世、美作落合の3駅で開かれた。

 式典が執り行われた同市勝山の中国勝山駅では、太田昇市長やJR西日本の林秀樹岡山支社長らがあいさつ。市民や鉄道関係者約200人と節目を祝った。

中国勝山駅前で開催した記念式典
中国勝山駅前で開催した記念式典

 また、同市の魅力を発信する「真庭大使」で人気アイドルグループJO1のメンバー・豆原一成さんはビデオメッセージで、青春時代に姫新線を利用していた思い出を振り返り、「津山のダンススクールに通う時に勝山駅から姫新線を使っていました。友人と遊ぶ時も利用し、思い出しかない路線です。青春時代に助けられました。100周年おめでとうございます。JO1も姫新線のようにみんなに愛されるグループになりたいと思います」と祝辞を述べた。

100周年の祝福メッセージを贈る豆原さん
100周年の祝福メッセージを贈る豆原さん


 記念イベントでは、かつて運行していた「急行みまさか」を思い起こさせる国鉄色の車両「ノスタルジー号」が、勝山高校の美術部員がデザインした100周年記念のヘッドマークを付け、記念臨時列車として出発。抽選で選ばれた100人が乗車し、津山駅までの鉄道旅を楽しんだ。


 母親と一緒に乗車した真庭市久世の会社員、中野真由美さん(49)は「とても良い思い出ができた。車では味わえない風景が楽しめるので、今後も利用したい」と話した。


 駅構内では、勝山高校の生徒たちの意見を取り入れて新設されたスマートフォンで決済できるレジ無し店舗「スマートストア」や、座席と机を増設し待ち時間を有効活用できるよう改装された待合スペースがお披露目され、早速利用する人の姿が見られた。


 津山―中国勝山駅間は、鉄道省作備線が久世駅から延伸される形で、1925(大正14)年3月15日に開業。同時に中国勝山駅も終着駅として設置されたが、1999年10月に無人駅化。その後、合併前の勝山町が整備・運営を委託され、現在に至っている。

地元の景勝地・神庭の滝に生息するサルがデザインされたヘッドマーク
地元の景勝地・神庭の滝に生息するサルがデザインされたヘッドマーク

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