夏休みの自由研究に向けた出前講座が13日、岡山県津山市の成名小学校で開かれ、3〜6年生35人が巨大なシャボン玉づくりを通して、研究の手順やまとめ方などを教わった。
子どもたちに科学に親しんでもらおうと、地元の陶芸家の奥田福泰さん(71)が企画。「身長120センチの子どもがすっぽり入るシャボン玉づくり」に挑戦した。
針金や毛糸でできた直径が異なる3種類の輪っかを準備。奥田さんは「常に成功するとは限らないので、実験を何度か繰り返して結果を記録しよう」とアドバイスし、児童はシャボン玉液の入ったたらいに浸して実践した。子どもの等身大パネルを包み込むと歓声が上がった。最後に「他人が見た時にわかりやすくまとめるように意識したり、材料の種類や分量を変えて試したりするのも大切」と伝えた。
6年の園山栞奈さんは「実験の進め方やレポートのまとめ方がとても勉強になったので、参考にしたい」と話した。