津山市連合町内会河辺支部(坂本道治支部長)と、岡山県津山市横山の山本工務店(山本幸治代表)、津山市押入の末沢建設(末沢由博代表)は28日、河辺小学校=津山市国分寺=に、子どもたちの体力づくりや情操を育てるのに役立ててほしいと、啓発用ボールペン350本とアスレチック遊具を贈った。
寄贈したのは、同校がコミュニティースクール(学校運営協議会)の一環で取り組む「あいさつ運動」の大切さを伝えるメッセージが添えられたボールペン、高さ約2メートルの波型の雲梯(うんてい)と、ロープや凹凸など足や手をかける場所が施された高さ約1.5メートルのクライミング遊具の一式。山本工務店と末沢建設が行っていた校舎の改修工事が今年10月に全て完了した際、「子どもたちのために役立つものを贈りたい」と学校に申し出た。
贈呈式には全校児童318人と関係者が参加。小林尚校長が目録を受け取った後、津山市教委の有本明彦教育長が「学校の運営と活動に理解と協力をいただき感謝している」と坂本支部長と山本代表、末沢代表にそれぞれに感謝状を手渡した。
3人は子どもたちに向かって「みんな仲良くしながら、遊具で遊んでほしい。喜んでくれたら幸い」。「あいさつをきちんとするといった規律を守り、胸を張って卒業できるような立派な学校を作り上げてほしい」などとあいさつ。児童代表の6年・田中小春さん(12)と江原健斗君(12)が「遊具を建てていただき、ありがとうございます。譲り合って仲良く使って行きます」「ボールペンは家庭学習で使います。書かれているメッセージを受け止め、河辺小のみんなが進んで地域の人にあいさつができるように頑張ります」と礼を述べた。