「つやまプレーパーク」(津山市子どもまつり実行委主催)が23日、岡山県津山市大田のグリーンヒルズ津山多目的広場で開かれ、親子連れらが用意された道具を使って自由に遊び、楽しい休日を過ごした。
年に1回開催し、今回で58回目になる「津山市子どもまつり」の一環で実施。厳格なルールを設けずに子どもが主体となることで。創造性や自主性を育むきっかけとなる場を目指している。
この日の会場には、松ぼっくりや木の実、粘土、段ボールといったさまざまな道具が置かれ、集まった幼児や小学生らが早速手に取って工作を開始。粘土をこねて恐竜やドラゴンのオブジェクトを作るほか、段ボールを切って、つなげるなどしてロボットやミニチュアハウスづくりに没頭していた。火起こし体験もあり、木の摩擦熱によって発火させる「舞錐(まいぎり)法」に挑戦し、苦労しながらも夢中で取り組む子どもの姿もみられた。
段ボールでロボットを制作中の一宮小3年・岩田航典君(8)は「初めは何をして良いかわからなかったけど、みんなが遊んでいるのを見てやってみようと思った。そしたらとっても楽しい。完成するまで頑張る」とにっこり。
母親の麻衣さん(38)は「スタッフのみなさんも大らかに接していただき、まるで子どもにとって師匠のよう。家族以外の大人と話すことで良い刺激になっている。イベントが月に1回、または3か月に1回の開催になっても良いと感じている」と話していた。