放課後に児童らをサポートする「第三の居場所」が岡山県真庭郡新庄村の新庄小学校内に開所し18日、公益財団法人B&G財団(東京都)と運営に関する協定書の調印式が行われた。県内では9カ所で、村が直営し、今月2日から学習支援などを始めている。
日本財団が行政や民間と協働で進める事業の一環で、施設整備費として5000万円の補助を受け昨年秋、敷地内にある既存の管理棟(鉄骨2階建て)1階部分約480平方メートル)を改修し、学習スペースやフリースペース、スタッフルームを整備。名称は子ども第三の居場所 新庄拠点「b&gしんじょう」で、3年間の運営費として最大2880万円が助成される。
小学校低学年を中心に高学年と中学生も対象とし、定員は20人。運営スタッフの職員4人が平日の放課後から午後6時まで対応し、利用料はかからない。
同施設で調印式があり、小倉博俊村長と協定書を交わした菅原悟志同財団理事長が「子どもたちの前向きな成長を願って全国展開しており、運営で壁にぶつかることがあれば相談してほしい」とあいさつ。
小倉村長は「子どもファーストの村として、手厚い支援に応えられるよう頑張っていきたい」と述べた。