岡山県真庭市は12日、幹部職員でつくる「こどもはぐくみ推進本部」の会議を同市久世の市役所で開き、本年度の子ども・子育て施策について意見を出し合い、認識を深めた。
太田昇市長や部長級職員約20人が出席。昨年度の取り組みや、本年度から拡充などを行う73事業の概要を各部局が報告した。「積極的な情報発信が必要」「条例を作るだけでなく子どもが学んだり失敗したりする権利を行政としてどう守るかが大切」といった意見が出た。
続いて、10代の居場所として昨年9月に久世に開設されたユースセンターまぁぶるの森年雅子代表(36)が設立経緯や利用状況について説明。塾や行事など忙しい日々を送り、地域との接点を求めている子どもが多く、行政の伴走型支援の必要性について呼びかけた。
同市はこども・子育て関連施策を最優先事項と位置づけ、昨年度から「こどもはぐくみ応援プロジェクト」を展開。今回は本年度1回目として開き、計4回の開催を予定している。