子宮頸がん HPVワクチンで予防を 公費での接種は2025年3月末まで/岡山・津山市

医療・福祉 子宮頸がん予防について話す梶小児科主任部長=岡山県津山市で
子宮頸がん予防について話す梶小児科主任部長=岡山県津山市で
         

 津山中央病院健康教室「HPVワクチンで子宮頸(けい)がん予防を!」が31日、岡山県津山市川崎の同病院津山慈風会記念ホールで開かれた。講師の梶俊策小児科主任部長が「子宮頸がんはワクチンで予防できる。HPVワクチンの接種を逃した方を対象にした公費のキャッチアップ接種は来年3月末で終了するので急いでほしい」と呼び掛けた。

 20~30歳代女性のがんの中で最も多いのは子宮頸がんで、日本では年間約3000人もの女性の命が奪われていると指摘。しかし、日本の子宮頸がん検診受診率は世界各国と比べて低い水準で、子宮頸がんワクチンの接種率も著しく低いことを語った。

 「20~40歳の女性の命を奪う子宮頸がんはワクチンで予防できる」と強調。「定期接種は小学校6年生から高校1年生の女性、キャッチアップ接種は平成9年度~19年度生まれ(17~27歳)の女性が対象で、いずれも公費で行われている。キャッチアップ接種は来年3月末で終了予定で、11月中旬までに始めれば約9万円の費用が無料になる」と説明した。


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