子育てに優しい社会の実現に向けて美作県民局が12日、岡山県津山市河辺のイオン津山店で啓発活動を行い、買い物客らに子育てへの理解やサポートを呼びかけた。
地域全体で子育てを応援する機運を作ろうと「こどもまんなかマナーアップ県民運動」(11月1日~2月28日)の一環で、同局職員や美作大学の学生ら6人が参加した。
入口2カ所で「子育ての応援にご協力をお願いします」などと声かけしながら▽バスや鉄道で乳幼児を連れた乗客に席を譲る▽階段でベビーカーの移動介助を行う―といったサポート例が書かれたリーフレットを含めた啓発グッズ150セットを配布した。
活動に参加した食物学科4年の森尾朱音さん(22)は「取り組みを知る良い機会になった。自分はまだ子育て経験はないけれど、活動が認知されていってほしい」と話した。
同県民運動は、こども家庭庁が定める「秋のこどもまんなか月間」(11月)に合わせ。県が昨年から実施している。
