全国子育て応援会議(岡山県奈義町主催)が10日、町文化センター=奈義町豊沢=で開かれた。国や自治体、企業、有識者ら子育て応援の関係者が一同に会して日本のこれからの子育て応援について意見を交わした。
こども家庭庁「こどもまんなかアクション」のリレーシンポジウムの一環。子育てに注力する北海道厚沢部町、ニセコ町、富山県朝日町、大分県杵築市、茨城県境町、鳥取県湯梨浜町、日吉津村や一般企業、大学などから約200人が参加した。
開会式では奥正親町長が「奈義町は21年前に合併しない選択をして、住民と子育ての約束をした。子育ては真に楽しいということをこの小さな自治体から発信したい」とあいさつ。こども家庭庁の髙橋宏治審議官が「こども政策の課題と展望」をテーマに基調講演を行った。
専門家をモデレーターに招き「子育てに安心を」「子育てに社会応援を」「こどもまんなか社会に」をテーマに三つの分科会を開催し、意見発表会を行った。