岡山県真庭市にある落合総合センターで、美作大学食物学科3年生が高齢者を対象にした食育講座を行った。学生たちにとっては地域交流を通した実践的な学びの機会となった。
市シルバー人材センターが高齢者の健康増進を目的に2021年から企画し、今回で3回目。午前の部には70〜90代の男性10人が参加した。
テーマは「カルシウム」で、「黒豆ご飯」「麻婆豆腐」「春雨サラダ」「小松菜のアーモンド和え」「杏仁豆腐」のお弁当作りを行った。学生たちは具材の切り方や手順などを説明し、一つ一つの作業を丁寧にサポート。普段の食生活、食の好み、家での出来事など会話も弾んだ。調理後は学生がカルシウムについての栄養教育を行った。
参加者からは「普段作らない料理だったのでレパートリーが増えた」「早速妻に作ってみたい」といった声が聞かれた。