支援が必要な子どもたちの学童保育「ピタゴラス放課後」は6日、岡山県真庭市久世の同施設で夏休み交流会「ピまごラス」を開き、子ども9人が近隣に住む高齢者らと一緒に料理やゲームなどを楽しんだ。
高齢者6人、市職員5人が参加。真庭市地域おこし協力隊の小柳堅策さんが講師として訪れ、シナモンやコリアンダーなどのスパイスを使ったインドカレーを作った。初めて見る調味料にみんなは香りをかいでみたりして、興味津々。楽しく会話をしながら、具材と一緒に炒め、出来た料理をおいしく食べた。
近藤藍(6)さんは「混ぜるのが大変だったけど、助けてもらった。今日は一緒にお話できて楽しかった」と笑顔に。交流会にたびたび参加をしている清友伸一さん(85)は「ひ孫を見ているみたいで気持ちが穏やかになる」と話した。
交流会は、真庭市地域包括支援センターと協力し、子どもが大人たちと関わることで地域とつながりができることを目的に、3年前から開催している。今回で6回目。高齢者たちにとっても、引きこもりを防止し、充実した時間を過ごせる場所になっている。
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具材を炒める子どもと見守る高齢者
学童保育「ピタゴラス放課後」の児童、近隣に住む高齢者らと交流会/岡山・真庭市
- 2020年8月12日
- 教育・保育・学校