「就学前における特別支援教育研修会」(津山市こども保育課主催)が23日、岡山県津山市山北の市特別支援教育推進センターで開かれ、市内の就学前教育・保育施設24園の職員が講演を通して研さんを積んだ。
市特別支援教育ナビゲーターの吉田英生さん(65)が「多様性がある子どもの育ちをどう支えるか~読み書き学習での学習困難にならないために幼児期にできること~」と題し、知的な遅れはないが文字の読み書きなどが困難な学習障害(LD)の子どもに焦点を当てて講演した。
吉田さんは「本人の能力だけではなく、周囲の配慮や環境によって力は育まれる」と前置きし、日常生活で力を育む遊びや支援のヒントを紹介。文字学習の基盤となる、言葉の音のひと粒ひと粒を操作する力「音韻認識」が乏しい子に対し、しりとりや「あ」などの文字が付く言葉集め、単語を伝える時に音の数に合せて手をたたくといった遊びが有効とし、「子どもは遊びの中で喜んで文字にふれていく。園での生活に取り入れたり、保護者とアイデアを共有したりしながら、その子の気付きを少しでも増やして就学につなげてほしい」と呼びかけた。
