岡山県自動車整備振興会美作支部(石本直樹支部長)主催の「あなたの街のマイカー点検教室」が17日、津山市平福の美作自動車整備協同組合で開かれ、整備士から日常にできる正しい車両点検の仕方を学び、安全に対する意識を高めた。
車両点検と運転時のトラブルへの対処法を習得して事故防止につなげてもらおうと年に1回開催している。この日は市内小学生の母親らでつくる津山市交通安全母の会をはじめ、市民19人が参加。
始めに座学で同振興会メンバーから、車の部品が経年劣化したり、摩耗したりすることで交換時期を迎えることや、点検を怠ることで非常に危険な事故につながることを教わった。
その後の実習では、実際に自家用車のエンジンルームを開けて洗浄液やブレーキ液、冷却水、バッテリー液、エンジンオイルの残量を確認。このほか工具を使って自身でタイヤを交換する方法や発炎筒の使い方など、必要な手順をひと通り学んだ。
田中彩香さん(34)=加茂町中原=は「初めて知ることが多く、勉強しないといけないと思った。自身と大切な人たちの命を乗せて走っていることを自覚し、点検を心がけていきたい」と話した。
石本支部長は「劣化を放置すると安全面だけでなく燃費などにも悪影響を与える。大切な命を乗せている車に愛着を持ち、こまめに点検して安全で経済的な走行を行えるようにしてほしい」と呼びかけている。
