宮尾の緑を守る会野辺婦人部有志は28日、東日本大震災で被災した福島県にヒマワリの種を贈ることで支援する「ひまわりプロジェクト」に協力しようと、岡山県津山市宮尾の畑にヒマワリの苗を植えた。
昨年に続いて2年目。道の駅・久米の里前の国道181号をはさんだ同所の約8アールの休耕田を活用した。福島から届いた種から育てた20センチほどの苗1600本を、畝に穴をあけて丁寧に植えていった。代表の野條智子さん(57)は「福島の人たちが少しでも笑顔になってくれたらうれしいですね」と話していた。
同プロジェクトは、障害者の自立支援に取り組む福島市のNPO法人・シャロームが、大震災と原発事故の土壌汚染により活動資金源のヒマワリ油をつくれなくなったため、各地から種を集めようと立ち上げた。支援の輪は全国各地に広がっている。
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ヒマワリの苗を植える宮尾の緑を守る会野辺婦人部有志
宮尾ひまわりプロジェクト/岡山・津山市
- 2020年6月29日
- 自然