剣豪宮本武蔵をまつる武蔵神社=岡山県美作市宮本=で18日、稽古などで傷んだ竹刀に感謝し、お焚き上げをする祭が開かれた。
武蔵神社奉賛会や子ども剣士ら、約30人が出席。神事の後、子ども剣士や千原一夫さんらによる「二天一流」の演武が行われ、境内の結界に置かれた竹刀の束に火入れ。激しく燃え上がり、集まった約300本が順に炎に包まれていった。平尾正倫会長(71)は「今年は子どもも、大人も演武をしていただくことができた。これからも感謝祭を続けていきたい」と話した。
感謝祭は2016年から企画され、年に一度、二月の第三日曜日に開催。境内には、竹刀を納める箱が常時設置されている。