岡山県津山で晩秋の風物詩になっている「伊勢大神楽」の一行が商店や民家などを巡り、家内安全、商売繁盛を祈念している。
伊勢に本拠地を置く山本長太夫さんら4人が例年通り今月初旬に来津。「ピーヒャラ、トン、トン」と笛と太鼓の囃子(はやし)に合わせてししが舞い始めると、おかげにあやかろうと住民らが顔を出し、お札を求めていく。
肌寒くなった街なか、遠くからも響くお囃子を耳にすると、師走の近さを感じる。一行は20日ごろまで市内に滞在した後、兵庫県に向かう予定。
(写真)市内を巡っている伊勢大神楽の一行=茅野で