新庄村役場新庁舎が完成し、1日に竣工式が開かれた。外観は石州瓦の屋根やしっくい壁など宿場町として栄えた新庄宿をイメージ、村産ヒノキ材をふんだんに使った温かみのある内装に仕上げた。4月3日から運用を開始する。
現庁舎の北隣で、敷地面積は約4721平方㍍、鉄筋コンクリート2階建て延べ床面積1234平方㍍。執務室は、空調などの設備機器をすべて天井のなかに収め、木材と照明が一体となった開放的なデザイン。議場と併用の多目的ホールは一般開放する。バイオマス暖房、エレベータ―を備えている。
現庁舎は1969年に移転新築。昨年11月に53年を迎えた。老朽化と耐震化・バリアフリー化の必要から建て替えた。総工費10億200万円。工期は2021年11月〜22年12月。現庁舎は解体して150周年記念公園と駐車場を整備する。
式は関係者約70人が出席して神事が執り行われた。小倉博俊村長が「村民の夢と希望をのせた、50年、100年先も後世が誇りに思える新庁舎になることを願っている」とあいさつ。入り口前でテープカットを行い、新たな村のシンボルの完成を祝った。
宿場町として栄えた新庄宿をイメージ 岡山県新庄村役場新庁舎が完成 / 岡山県新庄村
- 2023年3月3日
- 行政・公共