美甘夏まつり(美甘地域づくり委員会主催)が20日、岡山県真庭市美甘の旧出雲街道美甘宿で開かれ、多くの夜店が出店、踊りや花火などが催され、大勢の家族連れらが情緒あふれる楽しいひと時を満喫した。
天神祭にあわせて開催。宿場町の面影を残す中心通りの両側には、スーパーボールすくいや、美甘おこわ、アマゴの塩焼き、かき氷などを販売するテントがずらり。地元婦人会員の踊り連と一般住民計約100人が「美甘音頭」に合わせて練り歩き、「ふれ愛おどりパレード」が華やかに繰り広げられた。また、バンド演奏もあり、まつりに花を添えた。
午後8時半からは花火約1800発が打ち上げられ、夏の里山の夜空を彩った。地元の姉のもとを訪れていた同市田羽根の80代女性は「カジカガエルのきれいな鳴き声を聞きながら、姉とこうやって花火を見ることができて良かったです」と話していた。