“寅さん”姿現す 「みまさかスローライフ列車」 オリジナル駅弁なども人気/岡山・津山市

経済・産業 どこからともなく現れた“寅さん”と記念撮影を楽しむ乗客=岡山県津山市、美作滝尾駅で
どこからともなく現れた“寅さん”と記念撮影を楽しむ乗客=岡山県津山市、美作滝尾駅で
         

 「みまさかスローライフ列車」が8、9日、JR因美線の津山―智頭間で運行され、県内外から訪れた鉄道ファンや家族連れが、色づき始めた山里の風景と各駅の温かいもてなしを楽しんだ。

 列車はキハ47系のノスタルジー車両3両編成。初日の上り線は109人を乗せて岡山県津山市の津山駅を出発した。途中の美作滝尾駅では34分間停車。昭和3年築の木造駅舎は文化庁の登録有形文化財で、映画「男はつらいよ」のロケ地としても知られる。ホームにはどこからともなく“寅さん”が姿を現し、乗客は笑顔で写真撮影を楽しんだ。

 オリジナル駅弁や鉄道グッズの販売も人気を集め、福山市から訪れた会社員の男性(40代)は「昔ながらの駅舎と車両、秋晴れの田園風景が最高。地元の方々の温かいおもてなしがうれしい」と話した。

 沿線の美作加茂駅や美作河井駅、那岐駅では、地元グルメや音楽演奏、演舞など趣向を凝らした催しが展開。線路脇では、のんびりと走る列車をカメラに収めようと多くのファンがレンズを向けていた。

出発するノスタルジー車両を手を振りながら見送る人たち
出発するノスタルジー車両を手を振りながら見送る人たち


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