食料品や生活用品などの物価高騰の中、岡山県津山市の小原東町内会(髙山康晴会長)は4日、町内の住民約800軒を対象に、補助を目的とした商品券を配布した。
ロシアのウクライナ侵攻などに伴う物価高が家計に大きな影響を及ぼす中、役員一同の総意で配布事業を決定。町内会費免除世帯を含む世帯500軒に3000円、単身の300軒に1500円の計195万円分。原資は過去3年間、コロナ禍のため実施できなかった納涼祭やふれあいまつりなど3大行事の予算を充てた。
この日、2〜10区の区長らが小原の西苫田公民館に集まり、髙山会長が「全ての価格が高騰している。町内会として閉塞(へいそく)感を少しでも取り払い、以前のような活発な活動ができる地域を取り戻したい」とあいさつし手渡した。
70代主婦は「町内会長がみんなの声に耳を傾けてくれてありがたい。電気代を含めて生活が大変になっているのでとても助かる」と話していた。
小原東町内会 町内800軒に商品券配布