岡山県久米郡久米南町の活性化につなげようと、神目小学校の6年生7人が、園内にキャンプ場がある「久米南美しい森」=中籾=の看板を作り、4日、地域の人たちにお披露目された。
児童たちは町の人口が減る中、地域を元気にするアイデアを授業で考え、オリジナルの看板作りを計画。昨年11月から、町地域おこし協力隊の大久保達功さんとともに製作してきた。
看板は木の板で作った3枚で、ペンキで色鮮やかに描いている。町のマスコット・カッピーにちなんだカッパの親子と特産のブドウやキュウリ、ユズ。美しい森のキャラクターを目指して考案したユニークな森の妖精。美しい自然を意識した色合いを背景に、「森」の文字を立体的にしたものなど、観光客増加への思いを込めて完成させた。
美しい森で行われた設置式で、児童が1枚1枚の内容を説明し、除幕。地域の人たちから大きな拍手が送られた。児童たちは「美しい森がもっと有名になってほしい」「地域の人にも喜んでもらいたい」と話していた。
看板は横1.8メートル、縦90センチが2枚、縦1.6メートル、横90センチが1枚。美しい森の入り口、ビジターセンター、オートキャンプ場に設置する。看板に貼り付けたQRコードから、予約サイトと町のホームページにリンクできる。