小学生が農業体験 鎌を手に稲刈り 米はひとり親家庭の支援に/岡山・津山市  

教育・保育・学校 稲を刈っていく子どもたち=岡山県津山市で
稲を刈っていく子どもたち=岡山県津山市で
         

 津山ロータリークラブ(RC)とNPO法人オレンジハートは12日、岡山県津山市院庄の田んぼで農業体験会を開き、同法人の施設に通う小学生ら17人が米の収穫を楽しんだ。

 5月に田植えをした田んぼ(10アール)にきぬむすめの稲穂がたわわに実り一面が黄金色に。田んぼを所有するメンバーの朝比奈史章さん(62)から児童たちは株のつかみ方や鎌の刃の当て方を教わり、メンバーや保護者と一緒に作業開始。鎌を手に「ザクッ、ザクッ」と1株ずつ刈ったあと、刈り取った稲を麻ひもで束ねてはぜにかけていた。

 北小学校5年の小林蓮君は「刈っていく時の音が気持ち良く、楽しい。米作りの大変さがわかった」と話した。

 収穫した米約500キロはオレンジハートが開く子ども食堂の運営とひとり親家庭支援に役立てる。同法人の角野いずみ代表(64)は「とてもありがたい。子どもたちが収穫の喜びや農業の大変さを知る貴重な経験になった」と話していた。

 津山RCは社会奉仕活動の一環として、学童保育や子ども食堂など開くオレンジハートの事業をサポートしており、体験会は初めて。

収穫した稲を束ねる参加者
収穫した稲を束ねる参加者

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