「夏休みの自然教室」(美作教育会館主催)が20日、岡山県勝田郡奈義町の那岐山麓山の駅周辺で開かれ、小学生らが昆虫や植物を採集し、自然にふれた。
美作地域を中心に子どもと保護者26人が参加。昆虫教室は隣接する山野草公園に移動し、元中学校美術教師の末宗安之さん(59)=美作市=から習性や見分け方、捕まえるポイントを聞きながら山林や草むらなどを探した。
子どもたちは木を揺らして飛び立ったアブラゼミを追いかけたり、トノサマバッタやトンボに狙いを定めて捕虫網で慎重に捕まえたりしていた。
初参加の東小3年・堀内柚希さんは「楽しかった。木の下に落ちていたノコギリクワガタを捕まえることができてうれしい」と話していた。
自然教室は、夏休みの自由研究を応援しようと恒例で開催。27日は鏡野町の加々美川で岩石の採集、8月18日は大手町の同会館で採集した生き物の名前調べや分類をする。
