遷喬小学校=岡山県真庭市久世=で6日、真庭ロータリークラブ(LC)主催の交流会「異文化と多様性を学ぶ」が行われ、5年生55人が同市内の小中学校に勤務する外国語指導助手(ALT)講師と交流し、海外の文化に対する理解を深めた。
外国語と海外に対する興味を持ってもらおうと同LCが4年前から毎年1回、市内小学校1校で開いている。今回はアメリカ出身のレイチェル・スティーバンズ講師(29)とカリブ諸島にあるトリニダード・トバゴ共和国出身のサシタ・ジェボド講師(32)が、それぞれ生まれ故郷の風土や食文化、娯楽について英語で語り、児童たちは興味津々な様子で耳を傾けた。
レイチェル講師はノースカロライナ州の特色を紹介。自然豊かで気候が真庭市に似ていると話した上で、海岸線から山岳部までの美しい景色とオポッサム(フクロギツネ)といった生息する動物をスクリーンに映して説明した。
サシタさんは同共和国発祥の楽器・スティールパン(スティールドラム)のほか、国内でよく食べられる食事「ベイク&シャーク」を紹介。サメの肉を使うという、なじみのない料理に子どもたちは驚き、話が終わると「どうやって捕獲するのですか」などと質問をしていた。
櫛山陽心君(11)は「サメを竿(さお)で釣ると聞いた時は驚いた。世界には自分の知らないことがたくさんある。海外に行って学び、日本に帰ってみんなに伝えたいと思った。そのためには外国語の勉強を頑張ろうと思う」と話した。
![故郷を紹介するサシタ講師](https://tsuyamaasahi.co.jp/wp/wp-content/uploads/b84db477abf54bb151619c5c2c692b49-1024x683.jpg)