◎…麦秋を迎え、産地化が進む岡山県津山市内の小麦畑でも収穫の最盛期となった。今季は気候条件に恵まれて豊作という。
◎…10年以上前から手掛ける津山市堀坂の農事組合法人・アグリ堀坂では、10ヘクタールに作付した「ふくほのか」を7、8日に刈り取り。黄金色に実った穂が初夏の風にそよぐ中、コンバインが軽快に刈り進んでいく。
◎…児島寛士代表（48）は「昨年に続いて収穫量が多い。麺や菓子に向く薄力粉になり、おいしい地元の小麦を市民にもっと味わってほしい」と豊穣（じょう）の眺めに目を細める。
◎…市農業振興課によると、市内全体の今季作付面積は126ヘクタールで、栽培品種はふくほのかと強力粉になる「せときらら」。収穫は乾燥調製後にJAの専用施設で製粉され、市内の直売所にも並ぶ。
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豊かに実り、収穫される小麦=堀坂で
