山下の津山城(鶴山公園)まとめ

行政・公共 山下の津山城(鶴山公園)まとめ
         

 津山市観光協会は、山下の津山城(鶴山公園)の昨年1年間の入園者数をまとめた。新型コロナウイルス感染拡大による影響を受け、無料を含む総数は8万3263人と前年(17万8707人)に比べて53%減。同協会が1984年に公園の全面委託を受けて以降、最低の実績となった。
 1月は暖冬や前年からの好調が続き、前年同月比57%増の4492人。新型コロナの影響が表れ始めたのは2月末からで、3月は1万2478人で同22%減少した。花見の自粛ムードが広がる中、津山さくらまつり(3月28日〜4月12日)は集客イベントを全て中止。4月は前年の9万4814人に対し、76%減の2万3202人にまで落ち込んだ。
 感染拡大防止のため4月18日から5月いっぱい休園し、5月は0人だった。6月も同44%減の2215人にとどまった。
 その後、近場での観光ブームや屋外施設であることなどから、9月は6646人(同39%増)、10月は7198人(同8%増)と盛り返した。しかし、圏域で新型コロナのクラスター(感染者集団)が相次ぎ、11月は同36%減の1万2619人と減少に転じた。
 同城を会場にしたイベントは、「旨(うま)さ史上最強! 牛うまっ王選手権」「津山納涼ごんごまつり」の花火大会の観覧席、「津山城もみじまつり」「観月と邦楽の夕べ」「美風盆栽展」など軒並み中止となった。
 同協会は「一昨年は6年ぶりに17万人台を回復し好調だっただけに、5割を切る結果となり残念。新型コロナの影響に尽きる。今後、春の誘客キャンペーン『春はつやま』、3月末からのさくらまつりを控える中、万全な対策と準備で観光客を迎えるとともに、少しでも回復基調になるよう願いたい」としている。


集客イベントが中止となった4月の津山さくらまつり


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