カンボジアで小学校建設 山田養蜂場が14校目寄贈 児童たち「大事に使います」/岡山・鏡野町

教育・保育・学校 寄贈したカンボジアのマニャプロウ小学校新校舎と児童たち(山田養蜂場提供)
寄贈したカンボジアのマニャプロウ小学校新校舎と児童たち(山田養蜂場提供)
         

 岡山県鏡野町にあるミツバチ関連製品製造販売の「山田養蜂場」(山田英生社長)は、認定NPO法人「JHP・学校をつくる会」の協力を得て、カンボジア・バッタンバン州のマニャプロウ小学校に新校舎「山田養蜂場ミツバチ第14小学校」を建設し、同国教育省に寄贈した。

 同社は、JHPの活動に賛同して2008年からこれまで同国内に小学校10棟、中学校3棟の校舎を建設して寄贈。第14小は1995年に開校し、老朽化していたマニャプロウ小学校の敷地内で昨年、新築工事を進め、12月に完成した。事業費は非公開。

 現地で行われた寄贈式には、カンボジア政府や教育省、学校、地域、JHP、同社から関係者約300人が参加。児童たちからは「とてもきれいで教室内が明るい」「しっかり清掃して大事に使います」といった喜びの声が聞かれた。式典後には同社従業員がミツバチをテーマにした環境学習のレクチャーをし、児童が命の大切さを学んだ。

 山田養蜂場は1948年創業し、88年から通信販売事業を展開。資本金1億円、年商376億1000万円(2023年4月期)、従業員数651人(24年1月現在)。


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