構造物補修・補強、交通安全施設事業などの山陽ロード工業(下高倉西)と、同社監理技術者の丸内幸仁さん(44)は、国土交通功労者として国土交通省岡山国道事務所長表彰を受賞した。
管内で令和2年度に完成した工事などで優秀な成果を収めた、工事施工団体(4社)、建設技術者(工事、4人)で受賞した。
同社は、倉敷市内国道2号にある道口高架橋の耐震補強工事を行った。内容は橋脚巻立て、水平力分担構造の設置などで、1年かけて今年3月末に完了した。
丸内さんは「制限・制約の多い現場で、コロナ禍も相まって綿密な搬入計画など工程調整が必要になった。川の水位が下がらないなどのアクシデントがあったが、地元の協力も得られ、無事に完工できた」と振り返った。
秋田英次社長(47)は「困難な工事であり、協力会社、地域の協力があってこそ。調整に時間を費やし、より良い工程にする姿勢が良い結果につながった」と話した。
また同社は、昨年までの2年間に完成した中国地方整備局発注の工事で優秀な成績を収めたとして、「本年度工事成績優秀企業」の認定を受けた。県北唯一の認定企業で、秋田社長は「”ゴールドカード”はずっと意識しており、今期55周年の目標にしていた。とてもうれしい」と述べた。
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表彰状を手にする秋田社長(右)と監理技術者の丸内さん