構造物補修・補強、交通安全施設事業などの山陽ロード工業=岡山県津山市=と、同社監理技術者の丸内幸仁さん(43)は、国土交通功労者として国土交通省岡山国道事務所長表彰を受賞した。
管内で令和元年度に完成した工事などで優秀な成果を収めた、工事施行団体(3社)、建設技術者(工事、3人)で受賞した。
同社は、岡山県岡山市の国道2号にある全長340メートルの旭川大橋(1972年開通)の耐震補強工事を行った。内容は落橋防止装置製作・設置、橋脚と橋桁の間に入れる吸収部材・支承の取り替えなどで、約1年5カ月間かけて今年3月末に完了した。
丸内さんは「最新技術の3Dスキャンで計測して、バーチャルでシミュレートして計画を作った。交通規制も多くリスクの大きな現場で緊張したが、計画通り進行し、工期は短縮化、無事故を達成できた」と振り返った。
秋田英次社長(46)は「県内でも屈指の大きさで、非常に重要な橋。大きな使命感とプレッシャーの中で施工させていただいた。受賞はうれしく、社員もモチベーションが高まったと思う」と話していた。
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表彰状を手にする秋田社長
山陽ロード工業と同社監理技術者の丸内幸仁さん(43)が、国土交通省岡山国道事務所長表彰を受賞/岡山・津山市