「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」(5月12日公開)の完成披露上映会が18日、都内で開催された。舞台あいさつに監督の大谷健太郎や乃木坂46を卒業後、映画初主演の松村沙友理をはじめ、中村里帆、@onefive(ワンファイブ)の4人(MOMO、KANO、SOYO、GUMI)、和田美羽、伊礼姫奈、豊田裕大、レインボーのジャンボたかおといったキャストが勢ぞろい。作品の見どころや思いを話し、今一番推しているものを発表するイベントも企画された。
この日、映画が初披露されるにあたって松村さんは「ドキドキしていますが、この作品はみなさんに自信をもってお届けできます。ただ、早く見てほしいという気持ちと、自分のアップシーンが多いので恥ずかしいという気持ちもあります」と照れながら挨拶した。
原作「推しが武道館いってくれたら死ぬ」は岡山県倉敷市出身の平尾アウリ。累計発行部数は100万部を超え、現在も『月刊COMICリュウ』(徳間書店)で連載中。ストーリーには岡山県内のライブハウスや商店街など、実際の場所が採用されている点も見どころ。
今、一番推しているものを発表するイベントで、松村さんは一緒に暮らして3年目になる愛犬「いとし」をあげ、撮影時は岡山でも一緒だったというエピソードも紹介された。さらに「乃木坂46の時に、握手会でファンの方とお話していた内容と台詞が重なることも多く、自分の中で当時を思い返しながら演じることもあった。魂を込めたと思います」とファンとの交流を振り返りながら、演技に向き合ったことを話した。
上演後、10年近く松村沙友理さんを推している秋山雅与さん(62)は、「『推し武道』の主人公えりぴよさんが『舞菜と初めて出会った時、人生で初めてときめいて』のセリフはまさしく、私が推しと出会った時の気持ちを代弁してくれるものでした。心のどこかに誰かを応援したいと、無心に突っ走る自分に対面し、エネルギーとなった結果が今日の私です。この映画を通して、人と人の出会いの素晴らしさ、愛の輪が全国に広がりますように!と、願っています」と感想を。
息子さんの翔平さんは「グループ内でどんな立場にいてもそれぞれの葛藤があり、自分とメンバーを重ね合わせて何度も見ていました。いつも元気をもらってます。舞菜ちゃんは舞菜ちゃんのままでいいんだよという言葉は、僕にも語りかけてくれていると思って元気の源です!」と話してくれた。
映画の公開は5月12日。舞台挨拶が岡山・大阪でも実施されることも発表され、岡山は5月14日にMOVIX倉敷、TOHOシネマズ岡南、イオンシネマ岡山の3か所が予定されている。
映画タイトル:『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』
公開:5月12日(金)新宿バルト9他 全国ロードショー
監督:大谷健太郎
脚本:本山久美子
音楽:日向萌
配給:ポニーキャニオン
原作:平尾アウリ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」(COMICリュウWEB/徳間書店)
©平尾アウリ・徳間書店/「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作実行委員会