女子サッカー・なでしこリーグ2部の岡山湯郷ベルは1日、2024年シーズンの新体制を発表し、新たに加入した選手たちが、目標の2部優勝と1部昇格に向けて抱負を語った。
岡山ドリームラボ=岡山県美作市入田=で開かれた発表会には、2年目の指揮を執る谷口博志監督や新加入の選手11人が出席。谷口監督がチームスローガンの「STEP ONE」を発表し、「一丸となって2部優勝を目指し、一つ上のカテゴリーへ、ファン、サポーターと数多くの喜びを分かち合いたい」と述べた。
昨季課題となった守備の改善へ、1部クラブを中心に実績のある選手を多く獲得。今季1部に昇格のヴィアマテラス宮崎から加入し、日本代表の経験もあるDF坂本理保選手(31)は「今までの経験をプレーでチームに伝えたい」。U―19など世代別の日本代表候補に選ばれた、INAC神戸レオネッサから移籍のFW栫井美和子選手(19)は「得点に多く関わり、勝利に貢献したい」と語った。地元からは真庭市出身のDF山上ひとみ選手が加わった。
主将には元日本代表のFW横山久美選手(30)が就くことも決まった。キャンプは行わず、練習試合を重ねながらチームづくりを進め、谷口監督は「縦に速いサッカーを目指す」としている。
今季のなでしこリーグ2部は12チームで行われ、岡山湯郷ベルは3月16、17日のどちらかに初戦を迎える。