岡山県「ステージ3」に引き上げ

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 県は5日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、流行「第5波」の影響で県内の感染状況が悪化しているとして、4段階の切迫度を2番目に高い「ステージ3(感染急増)」に引き上げた。県民への協力要請に夜間の不要不急の外出自粛を追加するなどし、感染力の強いデルタ株への警戒を促すほか、「Go To イート」など各種経済対策事業の新規販売の一時停止を決めた。
 ステージ3となるのは6月11日以来で、直近1週間(7月29日〜4日)では、政府分科会の指標中6項目のうち新規感染者数と療養者数が「ステージ4(爆発的感染拡大)」、病床使用率とPCR検査陽性率がステージ3に該当。新規感染者数は554人、人口10万人当たりの同確認数は29・31人(ステージ4指標25人)。療養者数595人、人口10万人当たりの療養者数は31・48人(同指標30人)、病床使用率23・5%(ステージ3指標20%以上)。
 5日〜31日を「デルタ株特別警戒期間」とし、県民に対して▽生活必需品の買い物を含めて外出機会の5割削減▽外出する場合は家族ら少人数で混雑する場所や時間を避ける▽会食は家族や毎日顔を合わせる人と4人以下、2時間以内―などを改めて求める。
 Go To イート事業は11日から感染状況が改善するまで販売を停止。すでに購入した食事券も利用自粛を求める。県民の県内宿泊施設利用を喚起する「おかやま旅応援割」、路線バスやタクシーなどで利用できる「プレミアム交通券」は6日〜31日まで停止とする。予約済の宿泊は22日まで割引を適用し、以降の予約でキャンセル料が生じる場合は県が負担する。
 伊原木隆太県知事は「デルタ株の感染スピードが速く、かなり厳しい状況。これから長期休暇やお盆の時期を迎えるが、帰省や旅行など感染拡大地域との往来は原則中止・延期してほしい」と県民に呼びかけている。


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