県内最大のユズの産地・久米郡久米南町では収穫が最盛期を迎えた。同町下弓削のJA晴れの国岡山久米南支店選果場では、爽やかな香りを放つ黄色い実が、次々と運びこまれている。
今年は65戸の計約900㌃の畑で生産しており、今月1日から出荷が始まった。豊作が期待できる表年だが、雨があまり降らなかった影響で、採れる量はほぼ例年と同じ約80㌧と見込んでいる。昨年は78㌧を収穫し、約1350万円を売り上げた。
22日は午前9時から、集まった従業員らが実を一つひとつ手に取りながら、色や形を確認。等級や階級ごとに分けて丁寧に箱詰めしていった。この後、津山、岡山、倉敷市の市場へと送られる。作業は12月6日まで続く。
久米南ユズ部会の浦上克己会長(67)は「やや小ぶりだが、色づきがよく、香りも高い。これから寒くなるので、温かい鍋料理に使い、さっぱりとした味を楽しんでもらえたら。そずり鍋にもよく合い、おいしい」とPRしている。
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最盛期を迎えたユズの出荷作業=JA晴れの国岡山久米南支店選果場で
岡山県内最大のユズの産地・久米南町 収穫が最盛期
- 2022年11月24日
- 経済・産業