岡山県岡山市は4日夜、同市南区の50代会社員男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。5日には市内の50代自営業男性の感染も判明し、県内での陽性確認は計11人となった。自営業男性は出張した東京都内で感染したとみられるが、会社員男性は渡航歴や都市部への訪問歴がなく、市中感染の可能性が否定できないという。
市によると、会社員男性は3月31日に38度台の発熱があり、今月1日、3日に医療機関を受診。軽い肺炎や臭覚障害があったため、4日にPCR検査をし、陽性が判明した。容体は軽症で入院中。
発熱前2週間の行動歴は、市外に移動しておらず、自宅と職場以外はスーパーに立ち寄る程度だったという。現時点で判明している濃厚接触者は、同居の家族3人で検査を実施する。
一方、自営業男性は、で3月24〜30日、岡山桃太郎空港発着の飛行機を利用して都内へ出張。帰岡後の31日に発熱し、今月3日に帰国者・接触者外来を受診。4日のPCR検査で陽性が判明した。現在入院し、容体は軽症という。
現時点で判明している濃厚接触者は、同居の妻で、症状はないが、検査を実施する。
岡山県岡山市の50代男性がコロナウィルスに感染 県内で11人目
- 2020年4月6日
- 医療・福祉