岡山県新型コロナウイルス対策本部会議

総合
         

 県は19日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、感染者の濃厚接触者について、待機期間をこれまでの14日間から10日間に短縮を決定した。置き換わりが急速に進む「オミクロン株」の潜伏期間が短いことを踏まえ、社会経済活動への影響を抑制する。一方、クラスター(感染者集団)発生が相次ぐ県立学校では部活動を20日から原則禁止とし、各市町村教委にも方針を伝える。
 待機期間の短縮は厚生労働省の通知に即した対応。医療や福祉など社会機能維持に不可欠な業種の従事者については、さらに最短6日間に短縮し、濃厚接触者となった場合、事業者が検査して陰性が確認されれば、保健所が待機を解除する。保健所が患者の感染経路や濃厚接触者を調べる「積極的疫学調査」については、業務ひっ迫を防ぐため、感染リスクの高い高齢者や基礎疾患のある人らを優先的に行うこととした。
 このほか県内在住者を対象にしたクーポン事業「おかやま旅応援割」について、県内旅行の新規予約を20日から停止する。
 直近一週間(11〜17日)の新規確認数は1207人で前週(427人)の約2・8倍に拡大。重視される病床使用率は前週から2・9●減の10・1%、重症病床使用率は0%のまま低い水準を維持しており、感染状況の総体的な切迫度は「レベル2」に据え置いている。
 伊原木隆太知事は「病床使用率の推移を見ながら、まん延防止等重点措置の適用要請について検討したい」としている。


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