鳥取県倉吉市で5、6の両日開かれるイベント「日本博を契機とした障がい者の文化芸術フェスティバルin中国・四国ブロック」に、津山地域のダウン症児でつくるダンスユニット「ダックスターズ」が出演する。大舞台を控えたメンバー8人は「みんなでリズムを合わせ、楽しく踊りたい」と練習に熱を入れている。
障害者が発信する文化芸術の祭典で、文化庁、障害者の文化芸術活動を推進する全国ネットワークなどが主催。舞台芸術公演やステージ発表、企画展など多彩な催しを繰り広げる。ステージ発表には中四国各県の推薦8団体と鳥取県内の公募17団体が登場し、歌や演奏、ダンスなどを披露する。
ダックスターズは、ダウン症児親の会あひる会の高校生〜30歳の男女で構成。体を動かすことが好きなメンバーが集まって2007年に発足し、県内外の催しなどでダンスを発表している。今回は岡山県の推薦を受けて出演が決まった。
ダンスインストラクター・武川哲明さんの指導でレッスン。人気のJポップなどに合わせて軽快にステップを踏んだり、手足の動きを確認したりしながら汗を流している。
服部有紀さん(24)と高山あいこさん(30)さんは「楽しく練習できており、みんなでリズムをそろえ、当日のステージで成果を出したい。緊張すると思うけど、全員で盛り上がりたい」と話している。
フェスティバルは同市駄経寺町の倉吉未来中心で開催。ダックスターズは6日に登場する。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、ステージイベントは無観客で開催し、インターネットで映像配信される。
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フェスティバルに向け、張り切るダックスターズのメンバー
岡山県津山地域のダウン症児たちのダンスユニット「ダックスターズ」
- 2020年9月3日
- 医療・福祉